第26回全国金魚すくい選手権大会の予選大会となる第17回大和郡山市大会に出場しました。
大会の様子やどの程度の実力があれば予選を突破し、全国大会に出場できるか紹介したいと思います。
大会会場の様子
大和郡山市大会の会場は中央公民館体育館(三の丸体育館)です。
会場の駐車場と向かいの市役所の駐車場が解放されており、参加者や保護者は無料で駐車できました。
- 金魚すくいの練習場
- 大和郡山市名物が大会限定商品の物販
がありました。
こちらが練習場です。
ポイ2枚/100円で練習ができます。
練習用の金魚も大きめで元気なので本番に近い環境で練習ができます。
物販エリアでは金魚Tシャツなどここだけの限定アイテムが購入可能でした。
こくちやさんも出店されておりました。
こちらは会場です。
今回は選手と保護者のみ入場可能で、無観客での大会でしたが、浴衣を着ている選手もいてお祭りのような雰囲気でした。
大会の内容
大会ルール
1枚のポイで水槽の中に浮かせた自分のボールに金魚を何匹すくえるかを競います。
制限時間は3分、ただしポイが破れて審判に使用不可能と判断されればそこで終了となります。
競技の前に1分間だけポイ選びの時間があります。40枚くらいあるポイから競技で使う1枚のポイを選びます。
反則事項
- 競技は片手しか使ってはいけない。金魚を入れるボールを動かす場合もポイを持っている手を使う。ただし、ポイの持ち手を替えることは可能。
- ポイは柄の位置を持たないといけない。円の部分を持ってはいけない。
(円の部分を持つと指で金魚をすくうことが可能なため) - 水槽の壁面を利用して金魚をすくうことは禁止。
- ポイを水面から完全に上げずに金魚をボールに流し込むことは禁止。
- 肘関節を水の中につけることは禁止。
(肘で金魚の逃げ場をふさぐことが可能なため) - つばのある帽子をかぶることは禁止
(金魚は影に集まる習性があり、自分の近くに影を作ると有利になるため) - 私語厳禁
上記の反則行為を3回繰り返すと失格になります。
また反則行為ですくった金魚はカウントされません。
大会のプログラム
大和郡山市大会のプログラムは以下の内容でした。
1回戦
選手を3組に分け、各組のすくった金魚の数が多い上位10名が準決勝に進出する。
すくった金魚の数が同じ人がいた場合はくじ引きとなる。
1組は21~22人。
準決勝
1回戦を突破した選手を2組に分け、各組のすくった金魚の数が多い上位10名が決勝に進出する。
すくった金魚の数が同じ人がいた場合は1回戦の結果が多いほうが上位となる。
1組15人。
決勝
準決勝を突破した選手全員同時に競技を開始し、すくった金魚の数が多い上位10名が全国大会に進出する。
すくった金魚の数が同じ人がいた場合は準決勝の結果が多いほうが上位となる。それでも同じ場合は1回戦の結果を参照する。
筆者の成績
金魚すくいが決して得意な訳ではなく、こくちやさんで金魚すくいのコツを教えてもらっただけの筆者はどこまでいけたのでしょうか。
ちなみに金魚すくいのコツについてはこちらの記事を参照してください。
1回戦の結果
ポイ選びがあることをこの日はじめて知り、どういった基準で選んでいいかもわからず、何も考えずに選びました。
このように無欲で挑んだ結果、4匹すくえて3位(22人中)で準決勝に進みました。
筆者は1回戦敗退と予想していたので、まさかの結果に驚きました。
しかしここで「もしかしたら全国大会に出場できるのではないか」と欲を持ってしまいました。
準決勝の結果
もしかしたら勝てるかもしれないと欲がでたため、休憩時間にポイ選びのコツを調べました。
コツは「和紙が分厚いものを選ぶ」ということでした。
今回は1分間のポイ選びの時間に数枚のポイを照明で透かしてみて、和紙の分厚いものを探してみました。
しかしどれも同じに見えました・・・。
結局1回戦と同様に何も考えずにポイを選びました。
その結果、3匹すくえて9位(15人中)で決勝に進みました。
もうこのときには「絶対に全国大会に出場しよう!」という気持ちでいっぱいでした。
決勝の結果
もう新しい知識を加えるのはやめにしました。
他の決勝進出者の結果を見ると今回も3匹すくえれば10位以内に入賞できそうであったためです。
1回戦、準決勝と同じようにできれば全国大会にいける。そう考えると、どんどん心臓の動きがはやくなってきました。
その結果、2匹しかすくえず、13位で全国大会への切符を手にすることができませんでした・・・。
その後、結果が表示されている掲示板を見ていると、誰かが話している声が聞こえてきました。
「やっぱり上手な選出は尻上がりに結果が伸びているね」
その通りです。筆者の結果は
4匹(1回戦) ⇒ 3匹(準決勝) ⇒ 2匹(決勝)
と完全に尻下がりでした。
大会を楽しむために必要なレベル
楽しむためには
1匹でも金魚をすくうことができるのであれば楽しめると思います。
1匹すくえた人のほとんどが、1回戦は突破していました。組み合わせによっては0匹で突破されていた方もいます。
全国大会出場を目指すためには
ポイが1枚しかないため、安定してすくうスキルが必要です。1度のミスが命取りとなっていまいます。
1枚のポイで安定して3匹以上すくえるようになれば、高確率で全国大会に出場できると思います。
大会の金魚は大きめで元気なものなので、練習するのであれば環境が近いここがおススメです。
感想
大会会場は浴衣を着ている方がいてお祭りのような雰囲気です。
大会のレベルはそこまで高くなく、初心者でも少し練習すれば勝負のドキドキを味わいながら全国大会出場を狙えます。
筆者は一般の部に参加しましたが、小中学生の部もあるため、家族で楽しむこともできます。
参加費も無料なので大和郡山市民の方で参加したことがない方は是非参加してみてほしいと思いました。
筆者は予想以上に楽しめました。来年こそは上位入賞し、全国大会に出場したいと思います。